ステダン交換作業
JB64/74からステアリングダンパーが標準装備されたが大径タイヤを履いた場合、ノーマルではその重量増により役不足感が否めない。もしステアリングダンパー交換を検討しているならDIYに挑戦してみよう!

指南役:ツール増田さん
アストロプロダクツ仕入課所属。休日ともなればSJ30でハードなオフローディングを楽しんでいる生粋のジムニストにしてDIYの達人。


サスペンションを交換して車高を上げ、大径タイヤを履くのは昔からジムニーの定番チューン。そして大径タイヤを履いたらステアリングダンパーを装着するのも定石となっている。
JB64/74はステアリングダンパーが標準装備されているけれども、大径タイヤを履いたのであれば交換したいパーツのひとつ。なぜならタイヤの外径が大きくなるとその分走行時のブレが比例して増大してステアリングがふらつきやすくなるから。その原因はサスペンションのダンパーと同じでノーマルダンパーの容量不足によるもの。だから高速走行でのステアリングのフラつきやオフロード走行時のキックバックが気になるのであれば是非ともアフター製品に交換しよう。
作業は力業でもできるが効率や確実性を考慮するとやはり専用工具を使いたい。それが『タイロッドエンドプーラー』だ。専用工具だが扱い方はとても簡単。そして構造がシンプルだから壊れにくいのもセールスポイント。アストロプロダクツでは車種に応じて数タイプ用意しているが、ジムニー用に選ぶのであれば上の写真の3モデル。中でもイチ押しはTL295だ。
これがあればDIY作業も手軽にできる

上
TL204 1,859円(税込)
左
TL352 3,839円(税込)
右
TL295 3,619円(税込)


ナットを完全に外さないのがポイント
作業自体は難しくない。最後はトルクレンチを使用


作業に使用するツールはハンマー(※写真は金属製だがビギナーはショックレスハンマーを推奨)、プライヤー、タイロッドエンドプーラー、ラチェットハンドル、17㎜ソケット、17㎜レンチ、19㎜レンチ、トルクレンチ。あとは寝転んで作業するため、寝板やレジャーマットなどの敷物があれば服を汚さずに作業できる。作業で注意したいのは必ず規定トルク値で締め付けること。その数値は運転席側が45N・m、助手席側が50N・mとなっている。
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17㎜レンチで助手席側のボルトを緩める。
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緩んだらラチェットを使うと楽に行える。
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ボルトは外さずに緩んだままにしておく。
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運転席側のボルトは最初にピンを抜く。
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抜いたピン。汚れていたら綺麗にする。
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17㎜レンチでナットを緩める。
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こちらも外さないで緩めたままにする。
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タイロッドエンドプーラーを充てがう。
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表側から見た状態。
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19㎜レンチでプーラーのボルトを締め付ける。
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締めて外れなかったら下部をハンマーで叩く。
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助手席側のボルトを外す。
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手で揺さぶりながら運転席側を外す。
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同じく揺さぶりながら助手席側を外す。
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ボルトが簡単には抜けない位置まで通す。
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運転席側を取り付ける。
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17㎜レンチで締め付ける。
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助手席側のボルトを締め付ける。
詳しくは本誌で御覧ください!!!
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ジムニープラス Vol.121
次号Vol.122は、2025年2月15日発売!乞うご期待ください!