気になる林道へGO 林道トラベラー

特集

【山形県・林道滝の沢線他】編

ジムニープラス 林道トラベラー【山形県・林道滝の沢線他】編

前号では別件で訪れる山形県への道中に福島県の林道群を走り回った。
今回はその続きで、これまた目的地の途中、米沢市にある林道を走ることに。
知人の情報によると鬼面川(おものがわ)貯水池の近くに数本のピストン林道があるらしい。
初訪問だから楽しみだ!

貯水池の近くを走る林道はかなりレアな存在のような…?

 米沢市は都会的なイメージが強く「自然豊かな山形県といえども米沢市に楽しめる林道はないのでは?」と思っていた。しかし山形に住むジムニー仲間が「距離は短いけど鬼面川貯水池の周辺に数本の林道があるよ! 多分今でも走れると思う」と教えてくれたので訪れることに。
 念のためにググったら『唐戸屋林道』なる林道がヒットした。しかし起点などの詳細はよく分からない。「まぁ迷うことはないだろう」と県道233号を南下して鬼面川貯水池を目指す。貯水池に到着するまで林道の入り口は見当たらなかったのでそのまま前進を続ける。そして600mほど走った所で右側に『林道湯の花柴倉線』の起点標識を発見。さぁアタック開始だ!

ジムニープラス 林道トラベラー【山形県・林道滝の沢線他】編
ジムニープラス 林道トラベラー【山形県・林道滝の沢線他】編
『湯の花柴倉線』の途中から繋がっている『滝の沢線』。起点から視界が開けたルートを走ることが想像できる。
ジムニープラス 林道トラベラー【山形県・林道滝の沢線他】編
貯水池周辺の林道だから標高が低くて眺望は期待していなかったが意外にもご覧のような景色が楽しめた。
ジムニープラス 林道トラベラー【山形県・林道滝の沢線他】編
訪れたのは9月初旬だが、所々でススキが秋を待ちわびていた。今頃は美しく色づいていることだろう。

訪れる人が少なくて野趣的な雰囲気がたっぷり

ジムニープラス 林道トラベラー【山形県・林道滝の沢線他】編
『滝の沢線』でのワンシーン。電信柱や電線、ガードレールといった人工物とは無縁、まさに大自然そのものの世界が広がっている。
ジムニープラス 林道トラベラー【山形県・林道滝の沢線他】編
湯の花柴倉線の途中に架かっている橋。豪雪地帯だから大雪に耐えるよう、短いながらもコンクリートで造られたとても頑丈そうな橋だった。
ジムニープラス 林道トラベラー【山形県・林道滝の沢線他】編
鬼面川貯水池脇から伸びている林道。交通量が少ないようで、ワダチは付いているものの雑草で覆われて緑の道を成していた。

 高木に空を覆われていないので視界は明るく走りやすい。好天に恵まれたから気分も上々だ! 所々に新しい砂利が撒かれているので大切に使われているのだろう。ビギナーでも安心して走れる林道だ。しばらく走ると左側に『滝の沢線』が伸びていたが先に『湯の花柴倉線』の終点を目指す。
 終点までは特筆すべきものはなかったので『滝の沢線』に乗り入れる。こちらも空が開けていて気分爽快だ。9月上旬だから草木はまだまだ元気に伸び続けており視界は緑色が強い。2㎞も走らない場所で行き止まりだったが、デイキャンプに最適な広場で、時間に余裕があれば昼寝でもしたい気分だ。

晴れた日は空と樹木、青と緑の鮮やかなコントラストが出迎える

ジムニープラス 林道トラベラー【山形県・林道滝の沢線他】編
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 2本の林道を走ってまぁまぁ満足したのだが、貯水池脇に伸びていた道が気になったので、取りあえず向かうことにした。貯水池い沿って作られた点検用の道かと思いきや池から外れた方面に伸びている。これも林道なのだろうか? 路面は雑草に覆われていたから交通量は少ないようだ。2㎞に満たないピストン林道だが、意外にも眺望が楽しめるなど魅力は十分であった。

訪れたのは平日だが、遭遇したクルマはゼロ。数台が駐められる広場があるので是非とも仲間と訪れたい。なお今回も昼食はカップ麺とコンビニおむすび!


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