もの創りに喜びを感じる!そんなクリエイターが創るアイテム

特集

自宅でなんでも創る!ワンオフもイケちゃいます!

自宅ガレージのスペースに、様々な工具を揃えて、加工作業を行う。工具類は、かなりの量だ。
自宅ガレージのスペースに、様々な工具を揃えて、加工作業を行う。工具類は、かなりの量だ。
家具職人?と思える程の繊細な作業の可能な船橋氏。
家具職人?と思える程の繊細な作業の可能な船橋氏。

DIYの原点は無いものは創る

オーダーがあればなんでも作ってしまうDIY達人

実は会社員モノ作りの楽しさに心酔

 今、ジムニーの世界で「クリエイター」と呼ばれる人々が熱い注目を集めている。その中でも特に知名度が高いのが、今回紹介する船橋氏が手掛けるFーSTYLEである。
 FーSTYLEは、インテリア系のパーツを中心に展開し、スタンダードなアイテムだけでなく、要望に応じたワンオフ製作も手掛ける。船橋氏は会社員として働きながら、休日や空いた時間を活用してジムニーユーザーの期待に応える様々なアイテムを制作している。その活動の原動力となっているのは、自らの手で作ったアイテムを喜んでもらえる楽しさだ。
「創る喜び」を何よりも大切にしながら、注目を集める今話題のクリエイターブランド、それがFーSTYLEである。

工具類は、かなり充実している。電動工具主体だが、もう素人の域は超えている。
工具類は、かなり充実している。電動工具主体だが、もう素人の域は超えている。
一般宅ではあまり見ない3Dプリンターが、鎮座している。
一般宅ではあまり見ない3Dプリンターが、鎮座している。

作業アプローチはプロ 製品精度がかなり高い

 船橋氏の作業環境は、驚きと工夫に満ちている。自宅外の作業場だけでなく、自宅の部屋にも作業スペースがあり、特にデスクワーク的な作業に特化している。その中心では、主に図面作成が行われており、その設備が非常に充実しているのだ。船橋氏は、ただCADを駆使して図面を作成するだけにとどまらず、3次元トレーサーを活用し、装着部のフィッティング確認や作り替えるアイテムの基本データをパソコンに取り込むといった高度な作業を行っている。
 さらに、オーナーとの打ち合わせの際には、完成後のイメージをわかりやすく共有するために、実寸サイズで図面をプリントアウトするという配慮も見られる。これにはユーザーも大いに喜ぶことだろう。また、3Dプリンターも導入済みで、キャンプ愛好家からのリクエストが多いLEDランタンカバーなど、ユニークなアイテムの製作も手がけている。
 FーSTYLEのパーツ製作は、他のクリエイターとは一線を画す。多くのクリエイターが感覚的なアプローチを重視する中、FーSTYLEは徹底的に理論的な手法を採用。規模としてはクリエイターショップでありながら、実際に行っていることはメーカーと遜色ない。製品の精度は驚くべきもので、量産されているアイテムのフィッティングも非常に正確なものとなっている。
 「クルマが好き」という情熱と、「モノ作りの楽しさ」を追求する船橋氏が手がけるアイテムは、使う人々の笑顔を想像させるものばかり。FーSTYLEのパーツには、そうした思いが一つひとつ込められているのだ。

キャンプで使う、LEDランタンのお洒落カバーを製作している。間接照明になりかなりお洒落だ。
キャンプで使う、LEDランタンのお洒落カバーを製作している。間接照明になりかなりお洒落だ。
実寸大で出力できるプリンターを設置。これがあることで、ワンオフでの相談を受けた時でもわかりやすい。
実寸大で出力できるプリンターを設置。これがあることで、ワンオフでの相談を受けた時でもわかりやすい。

様々な要望に応える!F-STYLE製作ジムニー

様々な要望に応える!F-STYLE製作ジムニー
左:私がFスタイルです!出来る限り要望に応えます

オーダーメイドその1:おかちゃんさん

JB64:おかちゃんさん
使いこなしている様子が本物のファンだ!

 女性にも関わらず、かなり距離感がバグっているおかちゃんさん。アウトドアアクティビティにも積極的で、FーSTYLEのアイテムが使いやすく、可愛いのでファンになったとの事。細かな要望にも対応してもらえるので、新たなアイテムの要望を出していた。今回は、姉妹で登場。二人で出かけることも多いらしく、いろいろ話を聞くと、かなりアクティブな姉妹だ。F-STYLEのアイテムを使いこなしている様子が、本当にお気に入りなんだと思わせる。

収納可能なテーブルがリアゲートに備わっている。高さを合わせた椅子を準備して、ジェットボウルでお茶をするのが休憩の定番となっている。この様子からも使いこなしている感がありありだ。

JB64:おかちゃんさん
JB64:おかちゃんさん
JB64:おかちゃんさん
JB64:おかちゃんさん

かなりの収納力を誇るアームレストボックス。脱着可能で、そのまま携行することも可能。肘掛けにもなるので、車内インテリアというだけで無く、実使用にもかなり便利なアイテムだ。

オーダーメイドその2:ユルクラフトさん

JB23:ユルクラフトさん
JB23にも対応!

 今、クリエイターブランドと呼ばれる様々なアイテムを販売している人たちは、その対応車種がほとんどが、JB64と、JB74のモノばかり。今回、F-STYLEさんが声がけしたのはJB23。定番となっているリヤゲートをマルチに使えるアイテムなど、現行ジムニーとは全く形状が違うモノだが、F-STYLEでは、対応している。アームレストのボックスも、JB23専用設計で製品化しており、車種問わず対応しているのだ。

JB23:ユルクラフトさん
JB23:ユルクラフトさん

JB23にもアームレストボックスのラインナップ。フロア形状が全く違うので、完全専用設計となっている。

JB23:ユルクラフトさん
JB23:ユルクラフトさん

大人気のゲートアイテム。こちらもJB23専用に作り出したアイテム。発展性があるのでかなりお勧めだ

オーダーメイドその3:宇野さん

JB64:宇野さん
乗馬を快適に行えるジムニーが登場!

 今回最も変わり種なのが、宇野さんのJB64。乗馬が趣味との事で、自前の鞍を持っているのだが、ジムニーで運搬する際、どうしても安定させられないというのをF-STYLEに相談。鞍を固定するアタッチメントを作ってもらい、必要な馬具を整理整頓できるようにジムニーの室内をカスタム。これで趣味の乗馬が快適に行えるようになったとの事。こんな要望に応えてくれるカスタムメーカーなんてF-STYLE意外に無いぞ!

フロア下の収納を活かしつつ、フルフラット化を果たしている。

JB64:宇野さん
見たことのないアイテムが多いが、乗馬に必要なアイテムを相談して収納している。
JB64:宇野さん
手が届く範囲に、必要な物が全てある。使いやすさも抜群なのだ。
JB64:宇野さん
鞍だけで無く、乗馬に必要なアイテムをわかりやすく収納できる。
JB64:宇野さん
乗馬とは関係ないが、ルーフラックにもウッドが貼ってある。
JB64:宇野さん
カラーオーダーで依頼し、シートカバーとコーディネイトしたボックス。

こんなオーダーもOK!!

JB64:宇野さん
乗馬が趣味という宇野さん。F-STYLEに相談して、鞍を二つ固定して運搬できる仕様に車内をカスタム。唯一無二のジムニーとなっているのだ。
F-STYLE

詳しくは本誌で御覧ください!!!
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